DNAの配列を自在に編集でき、人体を望んだ通りの形にできる技術
CRISPR Cas9(クリスパーキャスナイン)
という技術をご存知だろうか。
この技術を使って、生まれてくる子供を
デザイナーズベイビーと呼ぶ。
遺伝子操作の技術が出来た同時期に生まれた言葉「デザイナーベイビー」は、
あまりにモラルにかけ、「生命」に対して、不謹慎という考えから、
欧米で、哺乳類へのCRISPR Cas9の使用を法律で禁止した。
しかし、2017年衝撃のニュースが世界を駆け巡る。
なんと中国が、欧米で禁止されていたゲノム編集を哺乳類である猿に行っていた事が公表された。
欧米では、禁止されていたが、確かに中国で法律として禁止はされていなかったとは言え、医療業界、テクノロジー業界がざわついた。
周りが騒いでることに一切耳を傾けず、研究は進み、
2018年遂に、人類へのゲノム編集を行う。
そして、遂に、ゲノム編集を行って生まれた子供が生まれた。
世界は、一斉にこの研究のリーダーである賀建奎(He Jiankui)氏を批判した。
しかし・・・待てよ。
この事件何が悪なのか・・・?
まず大事なことは、この医師はなぜ、世界が禁止していく中で、
強行突破をしたのか。
此度のゲノム編集を行った理由は、
「HIVに感染している親から産まれた子供がHIV感染しないようにゲノム編集した。」
ということなのです。
何が悪いのでしょうか。
他の医療行為と何が違うのでしょうか。
この事件には、利権にまみれまくった医療業界の闇が大きく関わってきます。
しかし、そこに触れるには膨大な情報が必要ですんで、
自分で調べてください。笑
ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃 (講談社現代新書)
- 作者: 小林雅一
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ゲノム編集 CRISPR Cas9はこれから多くの命を救うことが出来るでしょう。
そして、多くの命を奪うものにもなる可能性を大いに含んでいます。
アナタが、もし、自分の子供を
頭が良い子、運動神経が高い子、肌の色、身長等
自由に設定できるとしたら、
あなたは拒否る勇気はありますか?
時代に乗る必要はない。
しかし、時代の情報に踊らされ、
知らないうちに鵜呑みにし、巻き込まれ、
意志のない中で、支配されているということにならないように、
「信じるな、疑うな、確かめろ。」の精神を身に着けておいてください。