皆さんは、「Silk Road」という闇サイトをご存知だろうか。
違法ドラッグがメインとなり、その他にも、武器、マルウェア、海賊版コンテンツ、盗まれたアカウントやクレジットカード情報、ハッキング技術なども販売する闇サイト。
この闇サイトでは、モノの売買だけではなく、殺人の依頼や受託までもが行われていた史上最大の闇サイト。
このウェブサイトは深層Webという隠されたインターネットに存在し、通常のインターネットからはアクセスできない様になっていたにも関わらず、
サイトが封鎖される2013年7月までのわずか2年半で約100万人の登録ユーザーを保有していた。
この「Silk Road」はなぜ、摘発まで2年半の時間を要したのか。
サイトを作った29歳の好青年。
そんな彼が、たった一人で裏の世界の取引所「Silk Road」を世界最大の闇サイトにした技術があった。
それは、2018年、世界中を最も騒がせたもの。
なんとこの闇サイトの金銭のやりとりは ビットコイン(Bitcoin)のみで決済されていた為、中々FBIは、証拠を抑えることができなかった。
深層Webを駆使し、世間の目に触れないようにしただけで、
FBIを欺ことは出来ない。
そして、実際に金銭のやりとりがあれば、そこを辿って摘発することができる。
しかし、この闇サイトは、仮想通貨のみで取引を行っていた為、
FBIを目をいとも簡単にすり抜けていたのである。
ここに、世界で最も権威のあるテクノロジー専門誌のひとつであるマサチューセッツ工科大学(MIT)の機関紙Technology Reviewが公開したデータがある。
ビットコイン(Bitcoin)はな2008年にナカモトサトシによって概念が発表された。
しかし、知る人ぞ知るマニアックなビットコインが日の目を見ることはなかった。
そして、グラフの通り、2011年6月に闇サイト「SilkRoad」が決済手段として導入した際に、価格が高騰。
そして、2013年10月闇サイトSilkRoadの封鎖、摘発により、
ビットコイン(Bitcoin)という名が世界を駆け巡った。
その後は、今皆さんがご存知の通り。
この書き方をすると、
僕が世界を良い方向にと変える信じている「Bitcoin」にネガティブな印象が着ついちまう。
決して、Bitcoinが悪いのではなく、
Bitcoinを悪用した者が悪かっただけ。
便利は時に、悪用されやすい。
それほど、強力なツールがビットコイン(Bitcoin)である。
僕はいつまでも
Bitocoinとベーシックインカムが世界を良くすると信じている。
話がそれてしまいましたが、
実はこの闇サイト「Silk Road」の運営者:ロス・オルブレクト被告は
12億ドルを売り上げた中の8千万ドルしか手にしておらず、
月1000ドルの家にルームシェア。
5万円の家賃で生活していた。
80億円を手にして、5万円の家賃に暮らす。
なにか怪しい匂いがすると思ったら・・・
やっぱり、怪しい噂が出て来ました。
この闇サイト「Silk Road」の実質的な創設者は、
日本初の仮想通貨取引後「マウントゴックス」を作りあげた元CEOマーク・カーペレスではないかと言われている。
30歳の身で終身刑を言い渡されたロス・オルブレクト被告は
どんな世界を見ていたんだろうか。
彼のSNSにて。
人間に対する抑圧と暴力行使を撤廃する方策として僕は経済理論を活用したい。奴隷制が至るところで廃止されたように、暴力、抑圧、人が人に対して行使するあらゆる形式の力も終わりを迎えることはできる。最も広範かつ組織的な暴力の行使、それは組織・政府が取り仕切っている。だから今はそのことに注力している … その目的に向け僕は今、組織的な力の行使のない世界に生きることがどんなものか直に体験できる経済シミュレーションの開発に取り組んでいるところだ。
世界を変える事と犯罪は、紙一重なのだろうか。
幼き頃に、坂本龍馬に憧れたワシ、ひどく悩む。
最後に
この「Silk Road」。
2011年のオープンから2年半で約100万人がユーザーとして登録し、閉鎖から5年を数えようとするいまも圧倒的な存在感を放つ。
この巨大地下帝国の誕生から創設者の逮捕の瞬間までのすべてを改めて振り返る
Web小説 :「世界を制した「闇ドラッグサイト」の帝王とその早すぎた夢(全6話)」
どうぞ、ご覧ください。